自然環境に優しい壁面緑化

建築物の壁を緑豊かな植物で覆うことで、環境対策や外観デザインの向上に役立つ施工技術、それが壁面緑化です。近年、大都市部を中心にヒートアイランド現象や二酸化炭素の増加など、様々な環境問題が発生しています。壁面緑化はそのような環境問題に対して、大きな効果が期待されています。まず植物には二酸化炭素を吸収する作用があるため、壁面緑化の建築物が増えるほど、二酸化炭素の削減につながります。さらに壁面緑化の植物によってコンクリート壁の熱吸収あるいは熱排出が弱まり、アスファルト路面からの照り返しも和らげるので、結果的にヒートアイランド現象の緩和にも効果が生まれます。

壁面緑化が活用されているケース

壁面緑化は建物や街並みに緑の割合を増やすため、建物のイメージアップや、人々に安らぎを与える効果が期待できます。そのため環境対策以外にも、様々なケースで活用されています。例えばオフィスビルや店舗の壁面緑化では、シンボリックにデザインすることで、企業イメージの向上や集客力のアップにつなげるケースがあります。また公共の施設や広場など不特定多数の人々が集まるスポットにも、壁面緑化をシンボリックに取り入れて、コミュニティの形成に役立てるケースも珍しくありません。この場合には建築物に限らず、何らかのモニュメントやアート作品に施すことも可能です。その他には、経年劣化の進んだ建築物をリノベーションするにあたって、壁面緑化でイメージの一新や資産価値の向上を図るケースも見られます。

壁面緑化とは、植物を建築物の外側に生育させて壁を覆うことを指します。大量の植物によって建物周辺の空気を浄化する効果があると言われています。